ワカサギの岸釣りなら!のべ竿や投げ釣り、ウキ釣りも!

2019年11月18日

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今まで何回かに渡って代表的なワカサギ釣りの「氷上の穴釣り」「ドーム船釣り」「ボート釣り」について紹介してきました。

今回は、ワカサギを陸から釣る「ワカサギの岸釣り」を紹介したいと思います。

岸から釣ることになるので、桟橋などの足元がある程度深くなっている場合を除いて長い竿を使ったり、投げ釣りでの釣りなります。

そのようなことで竿などの道具は、もしも海釣りや渓流釣り、ヘラブナ釣りの竿をもっているなら、その竿やリールが流用できる可能性もあるので、その場合は手軽に始められると思います。

ただし、どこの湖沼でも岸釣りが出来るわけではなく、岸からでもワカサギが釣れる湖沼でしか出来ない釣り方です。

その上、場所によっては岸からの釣りに制限があったり、岸釣り禁止の湖沼もあるので確認が必要になります。

なお、岸から釣る場合(管理釣り場以外)でも漁業組合が、ワカサギを放流などしているので遊魚券が必要になる場合がほとんどですので、遊魚券を購入して楽しみましょう。

また、マキエサが禁止されている湖沼や釣り可能な時間などの設定(漁業協同組合で)も多いので、そちらも確認してルールを守って楽しいつりをしましょう。
(マキエサの代わりに「寄せ虫餌」で対応)

ワカサギの岸釣り!

ワカサギを岸から釣るには、「氷上の穴釣り」や「ドーム船釣り」、「ボート釣り」とは違う道具が必要になります。

管理された有料の「釣り桟橋」や「ドーム桟橋」はボート釣りより釣果は落ちますが、船に乗るこのとなく、トイレなどもあり、竿もボート釣り用の短い竿(レンタルもある)なので釣りやすいです。

しかし、今回紹介するのは管理されていない場所での釣りになりますので、釣りやすい場所の場合はいいですが、「ヘラブナの野釣り」のような釣り場の場合は、釣り台や竿掛けなど道具もその分多くなり、全部自分で準備することになりますから、そのような釣り場は初心者にはおすすめできません。

ワカサギの岸釣りについて概要は次のとおりになります。

普通ワカサギ釣りの竿は、50cmから150cmくらいの竿ですが岸釣りでは、

・のべ竿の場合は4.5メートル以上で長いものは7.0メートル程度の渓流・ヘラ竿などです。

・投げ竿の場合は、3.6メートル以上で海での投げ釣りで一般的なスピニングリールを付けて使います。

針などの仕掛けはほぼ同じですが、

・ウキを付けて釣る方法や、

・ウキを付けないで竿先でアタリをとる方法があります。

何よりも違うのは、(釣り桟橋を除いて)

・道具や餌は自分で準備して持参します。

・レンタルボート、ドーム船、レンタルテント・穴あけドリルなど不要。

ので、費用的に大分安く済みます。(釣り桟橋もドームでなければ1/2以下)

ただし、釣り桟橋(ドーム桟橋)を除いては、ほとんど管理されていない釣り場なので、

・釣れる場所(ポイント)

・岸釣りのための道具(足場が悪いと釣り台や竿カケなど)

・トイレ

・食事や飲み物

・防寒対策

・駐車場の確保

などに事前に情報を確認して自分で対応する必要があります。

餌(や寄せ餌)は他の釣り方と同じですが、仕掛けは使う竿などで変わってきます。

釣れる時間は、朝と夕方でお昼頃はあまり釣れないというのも他の釣り方と同じです。

ボート釣りやドーム船釣りと違うのは、(釣り桟橋以外は)水深が浅いので遠投するか長い竿が有利になります。

どういう竿と仕掛けで釣るかは、湖や沼で違ってくるので、事前にネットや釣具店で情報を確認しておくことも必要です。
(「○○湖 ワカサギ 岸釣り」でネット検索すると、その湖沼での釣っている方法などの情報を得ることもできます)

▼ワカサギの岸釣りが出来る代表的な湖(他、野釣りできる湖・沼は多い)
群馬県の丹生湖(2019.10~休止)。鮎川湖(桟橋)、鳴沢湖(桟橋:岸釣り禁止)
埼玉県の宮沢湖(2016.3末で終了)、円良田湖(桟橋)
千葉県の高滝湖(岸釣り、ドーム桟橋は2019.11台風被害有り)、亀山湖(岸釣り)
神奈川県の相模湖(岸釣り)、芦ノ湖(岸釣り・桟橋:禁止期間有)
山梨県の河口湖(岸釣り)
長野県の諏訪湖(岸釣り、桟橋)
岐阜県の伊自良湖(岸釣り:釣り期間9/上旬~下旬のみ)
滋賀県の余呉湖(桟橋:マキエサ・投げ釣り禁止)
奈良県の上津ダム(岸釣り、コンクリート堤防:橋やボートの釣り禁止)、津風呂湖(桟橋、ドーム桟橋)
山口県の豊田湖(桟橋)

*これ以外にもワカサギを岸から釣れる湖沼は多いです。ただし、漁協や管理組合が放流している可能性が有りますので、その辺も併せて「ワカサギ釣り 陸」「ワカサギ釣り 岸」「ワカサギ 沼」などでネット検索して情報を確認してみてください。

なお、同じ岸からの釣りでも、家族連れや初心者には次に紹介予定の「ワカサギの釣り桟橋、ドーム桟橋での釣り」なら管理されている釣り場なので便利な施設(トイレ、食事処、弁当注文、餌仕掛け販売、竿レンタル等)があるところが多く、船に乗らなくてもいいし、短い竿でも大丈夫で、ボートやドーム船より料金が安い(1/2以下)所が多いのでおすすめです。

船(ボート、ドーム船)での釣りよりも少し釣果は下がるようですが、釣りやすく料金も安目の人気の湖沼なら、特に家族連れには手軽でおすすめです。

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ワカサギをのべ竿で釣る、ウキ釣りも!

ワカサギをのべ竿で釣るということは、岸からでもワカサギが釣れるような場所に限定されます。

同じような岸からの釣りでも投げ釣りに比べて、釣れたら直ぐに魚を取り込めるので、手返しよく釣れて投げ釣りよりも数釣りができます。

桟橋以外の場所で長い時間釣ったりする場合は、岸の浅い場所にヘラブナ用の釣り台をセットして、ヘラブナを釣る「ヘラブナの野釣り」のような感じでの釣り方になりますので、そのための道具が必要になる場合があります。

ワカサギをのべ竿で釣るには、

4.5~7.0メートルの長さの万能竿またはヘラ竿・硬調渓流竿で、広い範囲を探れるので長いほうが有利になります。

しかし、軽い竿でないと長時間の釣りは無理なので、重さが負担にならない程度のなるべく長い竿を選ぶか、値段は高くなりますが、カーボン製の竿なら長くても軽いので扱いやすいと思います。

仕掛けと釣り方は、

・普通のワカサギ用仕掛けで、オモリを仕掛けの下に付けて、餌も普通のサシ・紅サシなど(寄せ餌のブドウ虫も同様)で、広く探りながら竿先でアタリをみたり、手元に伝わるアタリでワカサギが掛かったかどうかを判断します。

・ウキを付けての釣りの場合は、みち糸にウキゴム管を通して棒ウキ(または大き目のヘラブナ用ウキ)を差し込み、普通のワカサギ用仕掛け(針数が多すぎる場合は針3~4本に仕掛けを切断)で、ウキに合う重さのオモリを仕掛けの下に付けて、深さはウキを上下して調節します。(アタリはウキで見る)

のべ竿でワカサギを釣れるのは、岸からのべ竿で釣れる湖沼に限られるので、岸からのべ竿でワカサギが釣れる湖沼かどうかの情報が重要となります。

もちろん管理されていない湖沼なので、はじめに紹介したように色々不便な部分もあり、またほとんど釣れないこともありますが、釣れる場所を自分で探して釣りに行って大釣りしたときの喜びは管理釣り場では味わえない楽しみです。

なお、はじめにも書いていますが、岸からの釣りを制限したり、禁止している湖沼もありますので、餌・寄せ餌を購入するときにでも釣具店などで確認してください。
(ネット検索なら「その湖沼の漁業協同組合のサイト」で確認したり、「○○湖 のべ竿 禁止」などでの検索でも確認できる場合があります)

▼のべ竿で釣れる湖沼
上の岸釣りになりますが、桟橋でも釣る事はできます。(ドーム桟橋は竿長すぎて不可です)

ワカサギを投げ釣りで釣る、投げウキ釣り!

ワカサギの投げ釣りは、のべ竿よりも手返しが悪くなりますが、岸から少し沖に仕掛けを投げて釣る事で、のべ竿よりも広範囲に探れる釣り方です。

岸近くでワカサギが釣れない場合や、少し沖にの方が釣果が上がる場合、岸から釣るためには投げウキ釣りになります。

竿と仕掛けは、

3.6メートル以上の柔らかめの投げ竿や磯竿(4.5~5.3メートルが扱いやすい)に、スピニングリール、みち糸は2号、ウキ止めゴム、シモリ玉、大き目の棒状の遊動ウキ、ワカサギ仕掛け、オモリは仕掛けの下にウキに適したオモリになります。

なお、深さはウキ止めゴムを移動して調節しますが、長めの竿(短い竿は長い仕掛けを投げにくい)で水深が深い場合は、仕掛けを2つつなげて針の数を多くすることもできます。

アタリはウキで見ますが、のべ竿よりも手返しが悪い分、何回かアタリがあってから仕掛けを上げることで一度に数匹釣れる可能性があるので、ジックリ待って釣りましょう。

餌は普通と同じサシ・紅サシ(・寄せ餌ブドウ虫)になります。

なお、諏訪湖(岸からリール釣りは禁止、のべ竿可能)のように岸からの釣りを制限したり、禁止している湖沼もありますので、餌・寄せ餌を購入するときにでも釣具店などで確認してください。
(ネット検索なら「その湖沼の漁業協同組合のサイト」で確認したり、「○○湖 投げ竿(またはリール) 禁止」などでの検索でも確認できる場合があります)

ボートを使わずに岸からワカサギを釣れるのは、岸からの釣れる湖沼に限られるので、岸からのワカサギが釣れる湖沼かどうかの情報が重要となります。

もちろんのべ竿での釣りと同じく管理されていない湖沼なので、はじめに紹介したように色々不便な部分もあり、またほとんど釣れないこともありますが、釣れる場所を自分で探して釣りに行って大釣りしたときの喜びは管理釣り場では味わえない楽しみです。

▼投げ釣りで釣れる湖沼
基本的には上の岸釣りになります。(桟橋、ドーム桟橋は水深があるので短めの竿で釣ることが多い)

まとめ

野釣りのようなワカサギの岸からの釣りは、ある程度経験してから、もしくは経験者と一緒に行くことをおすすめします。

岸からの釣りは管理釣り場ではないですが、川湖沼は組合が管理して放流してる場合が有りますので、必ず遊魚券を購入したり、釣り制限(禁止事項)を守って釣りを楽しみましょう。

初心者や家族で岸からワカサギ釣りを楽しむには、お金が掛かる管理釣り場ですが、ボートやドーム船より安いところが多くて便利な「釣り桟橋や係留されたドーム桟橋」を利用してみてください。

なお、その情報は次回に紹介しますが、もうワカサギベストシーズンに入り始めている「釣り桟橋やドーム桟橋」なら手軽に家族と楽しめると思います。
(ただし、釣れるのは朝と夕方で、お昼ごろは釣れませんので、少し早起きしましょう)

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