小イワシの締め方と下処理鱗取りや下ろし方PPバンド,スプーン,手開きで料理!

2019年11月18日

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前回までは、釣りの初心者の対象魚としてよく知られている小アジ(豆アジ)の締め方と下処理、鱗取りやさばき方、色々な料理を紹介してきました。

今回からは、同じく釣りの初心者の対象魚として有名なイワシですが、小~中サイズの小イワシの締め方と下処理、鱗取りやさばき方、色々な料理を紹介したいと思います。

一般的に小イワシというと釣れても小アジよりもチョッと嬉しくない感じです。

小イワシは細くて小さくて手間掛かりそう、どう下処理や調理したら?

食べられるの? おいしいの?

という感じではないでしょうか。

小さいので手間は掛かりますが、その分手早くテキパキと下処理(さばき方)もありますし、色々なおいしい料理もありますので、ぜひ挑戦してみてください。

10cm未満の小イワシを対象に紹介する予定です。

ただ、動画によっては中サイズのイワシで調理しているものもありますが、小イワシでも可能です。

いつもと同じように、いくつもある同じような動画から評価の高い人気の動画だけを選んでのせました。

今回も、他のサイトへの掲載が許可されているユーチューブ動画で、指定されている掲載の方法でのせています。

短い動画なので、空いた時間や帰りの車や電車など調理前に確認してみてください。

なお、小イワシを三枚おろしにするときは、荷造りに使う幅広の「TPP-●●」という名称のPPバンドを20cmくらい使うのが簡単でいいようです。

無いときは、100均で20mのPPバンドが売っていますが、薄めのスプーンでも手早くおろせます。

●イワシを美味しく持ち帰るための超簡単な「氷締め」(1分21秒)

●イワシを素手で下処理(釣り場で)(40秒)

●カタクチイワシ(小イワシ)のさばき方(刺身用)(7分13秒)

●小イワシのおろし方刺身用スプーン、PPバンド(1分23秒)

●生活クラブ大阪 魚のさばき方 イワシの手開き(1分16秒)

少々ですがコメントものせました。

もしも「途中からの再生」や「前に戻っての部分的な再生」の方法は前の「初心者向けの釣り教室堤防編」で説明していますので、そちらをご覧ください。

小イワシの締め方とうろこ取り方は超簡単!

小イワシの、締め方は氷締めで一気に仮死状態にする野締めが一般的です。

以前「あまり大きくない魚の氷締め」でも紹介しましたが、もう一度簡単に紹介してみます。
理想的には、
・クーラーボックスに、穴の開いていないジップ付きポリ袋に多目の氷を入れて、口をシッカリと締めます。
氷入りビニール袋が入っているクラーボックスに、釣り場に着いたら海水を汲み上げてクーラーボックスの1/3~1/2くらい海水を入れて海水をキンキンに冷たく冷します。
釣れた魚をそのクーラーボックスの冷たい海水に入れることで、仮死状態になり氷締めになります。
この場合、クーラーボックスが生臭くなるので、帰ったらよく洗う必要があります。理想的には海水に直接真水氷を入れないのは、海水の塩分濃度が薄まると、浸透圧で魚から塩分(と旨み)が抜けておいしくなくなるからです。
ただし、あまりこだわらずに簡単に済ませるならクーラーボックスが生臭くなりますが、潮氷(真水氷+海水)で氷締めして済ませる人もたくさんいます。
●イワシを美味しく持ち帰るための超簡単な「氷締め」(1分21秒)

*クラーボックスに、氷を入れてジップ付きポリ袋も入れておいて、そのポリ袋に釣った魚を入れると、クーラーボックスが生臭くなりにくいので、帰ってから軽く洗うだけなので便利です。
*ちなみに帰るときは、氷が残っている状態ならクーラーボックスの海水は重いし生臭いので捨てます。(氷が少なく冷たい海水を残すときは、ゴミ袋のような大きな袋にクーラーボックスを入れて、中の海水が漏れてもいいように)

小イワシのうろこの取り方は、ナイフ(小包丁)でもいいですが、ペットボトルのキャップをでこすると簡単に落ちますので試してみてください。(100均の小ナイフでも簡単にこそげる)

できれば冷たい海水の中でうろこを落とすと鮮度も下がりにくいです。

小イワシのうろこは、本当は冷たい海水の中でこそげ落としたほうがいいので、釣り場でうろこをおとして下処理(はらわたとる)してクーラーボックスの海水を捨てて(氷で冷しながら)帰るのが理想です。
(新鮮なうちに下処理までする理由は一番下の「まとめ」で紹介していますので刺身など生食のときは必ず確認してください)

●イワシを素手で下処理(釣り場で)(40秒)

クーラーボックスには、海水に直接氷が入っていますが、お手軽潮氷で氷締めでしょうか。(こだわるなら真水氷は直接海水に入れないほうがいい)

次の動画は、家での下処理ですが、コンビニ氷を破らずに袋のまま入れています。(海水+袋の氷:車中で海水が漏れると大変なので、ゴミ袋に入れる)
●大量のカタクチイワシ、どやって食べようか?(小イワシ家で下処理)

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家で、海水程度の塩水(塩分濃度3~4%:水500Lに塩15g程度)を作ってビニールで包んだ氷をいれて冷して処理するのも可です。(鮮度が落ちやすい小イワシを真水の中で下処理するのは不可)
*昔から塩分濃度3%程度の塩水(立て塩)で、魚のぬめりや臭みをとる処理をするそうですが、その際に旨みを逃さない効果もあるそうです。

小イワシのおろし方荷造り用PPバンドなら簡単キレイ!

小イワシのおろし方ですが、荷造り用のPPバンドを使うのが流行のようです。

すごく簡単に、そして(慣れると)腹も裂けないのでキレイに、小イワシの三枚おろしができます。

三枚おろしを使う刺身などの料理用のおろし方です。(*生食は注意が必要です。下の「まとめ」参照)

●ヒコイワシ(カタクチイワシ)のさばき方(7分13秒)

小イワシのおろし方スプーンでもできます!

また、小イワシのおろし方ですが、スプーンを使うおろし方になります。

下手なのか、PPバンドよりやりにくいのか、三枚おろしには出来ますが、腹が裂けてチョッと身がキレイではありません。(水で洗えば問題ないですが)

●小イワシのおろし方刺身用(かたくちイワシの3枚おろし)スプーン、TPPバンドを使う方法(1分23秒)

小イワシ手開きで手早く開く!開いたら氷水で!

小イワシを手開きする動画です。

料理によっては三枚おろしではなく、開いて中骨を取って使いたいときのおろし方です。

●生活クラブ大阪 魚のさばき方 イワシの手開き(1分16秒)

今回は少し大きなイワシですが、次回小イワシの刺身用の手開きでも紹介します。

小イワシの料理もおいしくて色々!

小イワシの料理ですが、新鮮な小イワシの生料理は最上級のうまさと昔から言われています。

*ただし、(小~大)イワシの生食は注意が必要ですので、下の「まとめ」で確認してください。

細くて小さい小イワシを料理するのは戸惑うかもしれませんが、色々な調理法があるおいしい魚ですのでぜひ料理を作ってみてください。

今回は、どのような料理があるのかを簡単に紹介したいと思います。

小イワシの料理は、刺身、酢のもの、酢漬け、胡麻漬け、なます、みそ汁、潮汁、だんご汁、煮つけ、天ぷら、唐揚げ、塩焼き、干もの、塩漬け・アンチョビ、オイルサーディンなど色々あります。

地域的には、

広島や山口の一部では小イワシを刺身にしてよく食べるそうです。

また、石川、福井の一部では、小イワシを塩茹でしてから炒って、醤油、酢、大根おろしで食べる料理があるようです。

生シラス(イワシの子だけではないですがイワシの子も含みます)という、イワシの子の料理も、釜揚げシラスや生シラス丼など今はよく聞く料理だと思います。

まとめ

小イワシは、波止からサビキやウキを使って簡単に釣れる初心者向きの魚です。

ただし、細いし小さいので調理を戸惑うかもしれませんが、手早く簡単な下処理とか、さばき方も紹介しましたので、小アジ同様にぜひ色々な料理に挑戦してみてください。

ただ、イワシにはアニサキスという寄生虫がいる場合があります。

イワシには、主にマイワシ・ウルメイワシ(ニシン科)、カタクチイワシ(カタクチイワシ科)などがあります。

カタクチイワシは、鼻先に近い目と下唇が後ろに下がっていて、大きさは10cmまでの特に小さい種類のイワシです。

特にカタクチイワシには寄生虫が多いとのことですので十分注意が必要です。

これ(寄生虫)を一緒に刺身などで生食してしまうと、病院の内視鏡で取り去ってもらわないと強烈な腹痛が続くことになりますので、注意が必要です。

イワシのアニサキスは、新鮮なうちははらわたにいますが、鮮度が落ちると身に移りますので、新鮮なうちに下処理(はらわたを取る)必要があります。

ということで、小イワシを釣る場合は特に、上で紹介した氷締めは必須になります。また、できれば空き時間ができたら、冷えた海水の中で素手で下処理(頭と内臓を取り去る)した上で冷して持ち帰れたら理想的です。

アニサキスは、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸状で、魚の身にはクルクルと丸まっている白い糸のように見えることが多いです。

なお、厚生労働省では、アニサキス幼虫はサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの魚介類に寄生します。
魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は魚介類が死亡すると、内臓から外に出ようと筋肉に移動することが知られています。
一緒に生食してしまうと激しい腹痛があり、アニサキス食中毒と疑われるときは、速やかに医療機関を受診してください。
とあります。
《対策として》
・身のアニサキスを目視で取る。
・加熱(60度で1分、70度以上で瞬時)する。
・冷凍(マイナス20度で24時間以上)する。
・新鮮なものを購入し、新鮮なうちに内臓を取ること。
・内臓を生で食べない。
などを薦めています。

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