ひな祭りで桜餅をたべる意味は?草もち、三色団子はなぜ?

2020年1月12日

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ひな祭りといえば、「菱餅」「ひなあられ」「はまぐりの汁物」「白酒(甘酒)」「ちらし寿司」「桃の花」「菜の花」「わけぎ」と何回かに分けて食べ物なども紹介してきました。

しかし、そのほかにも「桜餅」「草もち」「三色団子」なども、ひな祭りで食べたりします。

ということで今回は、それらについて紹介したいと思います。

今回は、

「桜餅」 「草もち」 「三色団子」

が、ひな祭りとどのような関係にあるのかないのか、その意味を紹介してみたいと思います

ひな祭りでの桜餅の意味は?

ひな祭りで、ピンク色の春を思わせる桜餅を食べる地域の人も少なくないのではないでしょうか。

では、ひな祭りで桜餅をたべる意味はなんなんでしょう。

その由来は?

実は由来などの意味は無いようです。

ただ、色的にピンク色がかわいらしく、女の子の節句に合うと好かれたことと、おいしいことから、チョッと食べにくいひし餅よりも好かれて食べられるようになったとのことです。

ひな祭りでのひし餅は、前に紹介したように由来として意味がありましたが、食べるとなると・・・

やっぱり桜餅の方が、おいしいですよね。

桜餅には、江戸風の薄皮で餡をはさむ長命寺と京風の粒皮でつつむ道明寺がありますが、どちらがお好きですか?

私事ですが、私は皮のモッチリした道明寺の京風が好きです。

それから巻かれている桜の葉の塩漬けですが、私は一緒に食べると甘さに合う丁度いい塩加減なので一緒に食べるのが好きですが、この葉には肝臓によくないクマリンという成分が入っているそうです。

大量に食べるわけではないので、気にするほどでもないようですが、お菓子屋さんによると食べるのを勧めるお店と風味付けなので食べないことを勧める店とに分かれているようです。

たくさん食べたいときは、チョッと気にして、桜の葉の塩漬けははずした方がいいかもしれません。

上の動画で紹介されている、道明寺粉やサクラの葉(花・葉パウダー)などはアマゾンで検索するとでてきます。

ひな祭りでの草もちの意味は?

ひな祭りで草もちをたべる意味はなに?

今日本では、草もちというとよごみ餅のことですが、そのルーツは古代中国で3月3日の上巳の節句(現代日本のひな祭り)に邪気を祓うと食べられていた母子草の餅です。

日本では、よごみも強い香りで邪気を祓うとされていたので、母子草を餅に混ぜてつくというのが母子をつくと嫌われ、よごみを混ぜたよごみ餅に変わりました。

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ひな祭りにはひし餅ですが、そのルーツは上巳の節句の母子草の餅になりますので、草もちはひし餅のルーツでもあり、上巳の節句(ひな祭り)に草もちは古い時代からの食べ物になります。

ちなみに3色のひし餅は、草もちの緑一色から始まり、江戸時代と明治時代に各一色が追加されて今に至ったもので、古くは草もちでした。

草もちは、平安時代の記録にもでてくる、古くから日本に存在するもので、江戸時代には上巳の節句(桃の節句、ひな祭り)を草もちの節句と呼ばれることもあったとのことです。

ひな祭りでの三色団子の意味は?

ひな祭りの三色団子をたべる意味は?

ひな祭りに三色団子というのは、初めて聞きましたので、少し調べてみました。

ひな祭りの三色団子には桜餅と同じく特に由来などの意味はないようです。
■着色料なしの三色団子 作り方

ただ、三色がひし餅と同じ色で、食べにくいひし餅よりもおいしいので、人気が出て代わりに食べるようになったようです。

三色団子というとお花見団子を想像する人が多いのではないでしょうか。

ひな祭りよりもお花見を連想させますが、古くは江戸時代にお花見などの行楽やお茶のお供として庶民の間にも人気が出たもののようで、現在の三色団子もこの頃に生まれたものではないかとのことです。

この三色団子の発祥は古く、平安から鎌倉時代に団喜といわれる食べ物があり、室町時代には団子になり、更に串に刺した串団子が生まれて、江戸時代には甘みのある団子が出始め人気が出たとのことです。

三色団子の三色にも、
緑 = 大地、草
白 = 雪
桃色・赤 = 満開の桜

などの意味があり、赤と白が縁起のいいもので、緑(よごみ)が邪気を祓ってくれるといわれていたようです。

まとめ

桜餅、草もち、三色団子と、ひな祭りとの由来や意味を紹介してきました。

古くからの由来や意味のあるものもありましたが、そうでないものもあり、その時代によって、好まれるものに移り変わってきたもののようです。

古くからの意味のあるものを大事にしながら、新しく好まれるものを取り入れて、今後もひな祭りは続いていくような感じを受けます。

前にもいくつかひな祭りの食べ物(変り種も)を紹介していますが、今の時代に好まれるものを上手に取り入れて、楽しくひな祭りを祝ってみてはいかがでしょうか。

最後に菱餅?(菱ういろう)の作り方(電子レンジでチン)

なお、固くなってしまったら、蒸してください。

電子レンジでも大丈分ですが、熱くなり過ぎると、形が崩れてしまうので注意してください。(また熱いまま食べて火傷をしないように要注意!!)

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