ねぶた祭りの起源は?鈴は幸運?ねぷた祭りとの違いは?期間はいつ?

2020年1月11日

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今年も「ねぶた祭り」が近づいてきました。

全国的にも知られている青森市で開催される夏祭りです。

ちなみに、弘前市では「ねぷた祭り」という夏祭りが開催されますし、最近は五所川原市の「立佞武多祭り」も話題になっています。

大きな灯籠で夜に灯りを付けて練り歩くという点では同じですが、それ以外の点でそれぞれ特徴があります。

そこで、ねぶた祭りの「起源は?」や、「ねぷた祭りとどう違うの?」、ねぶた祭りで蔓延している都市伝説「幸(福)せを呼ぶ鈴って?」などについて載せてみました。

ねぶた祭りの起源は?

最近は、ねぶた祭りの起源について色々主張しているところもあるようですが、

「本当のねぶた祭りの起源はどうなんでしょう?」

起源はよく分かってはいませんが、日本で昔から行われていた七夕祭りの灯籠流しが原型だろうと推測されています。

昔、中国から渡来した七夕祭りと、昔から日本にあった習わし精霊送り、虫送りが合体して、灯籠に灯りをともしてけがれと共に流して無病息災を祈った灯籠流しとなり、それが青森では箱型になり、後に扇や人形型になったと考えられています。

青森市のねぶた祭りの最終日に行われる海上運行という行為が、灯籠流しの名残として残っていると考えられます。

「ねぶた」や「ねぷた」という名前も、日本全国に「ネンブリ流し」「ネボケ流し」などの似た方言がありますが、それらの「ねむりながし」とうい言葉の「ねむり」が、「ねぶた」や「ねぷた」に訛ったものと考えられています。

ねぶた祭りの鈴は運を呼ぶ?

ねぶた祭りを見ていると、見ているお客さんが「鈴を拾う!」といのをよく見ます。

子供なんかは、ハネトの人に鈴をもらっている。

ねぶた祭りの都市伝説「ねぶた祭りのハネトの鈴は幸運の鈴?」

本当に「幸せを招く鈴」かどうかは分かりませんが、青森市内では本当に、ハネトから落ちた鈴を拾って持っておくと幸せが訪れると信じられています。

最近は、観光バスのガイドさんなんかも、それをお客さんに教えているらしく、地元の人と観光客と鈴拾い争奪戦になっています。

鈴を拾うのはいいですが、そのためにねぶた運行コースの道路へ、ときには山車のスグ近くに飛び出してくるので、危ないです。

進行係の人も危ないので注意をしていますから、争奪戦だからといって急に飛び出すのは止めましょう。

ねぶた祭りとねぷた祭りはどう違う?

「ねぶた祭りとねぷた祭りの違いは?」

「ねぶた祭り」は青森市の夏祭りで、「ねぷた祭り」は弘前市の夏祭りです。
その他30箇所くらいの市町村でも同様の夏祭りがあり、「ねぶた」もしくは「ねぷた」のどちらかの名称が入ります。

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●青森市ねぶた祭りの特徴

・動的な祭り(お囃子のテンポも速い)
・戦に勝った凱旋の意味合いの祭り
(酒を飲み交わして踊り狂う)
・山車の大灯籠
歌舞伎の見得を切る体勢の単独人形型か2名組み合わせ
題材は、歴史上の人物、歌舞伎、神仏
・掛け声は、ラッセラー・ラッセラー
・運行、お囃子以外に、奇妙な衣装の化け人、跳ねて踊るハネト
ハネトは正装(レンタル衣装・着付店あり)して時間までにスタート場所に来れば事前の申請なく、どの団体へも参加可能。
・祭り日程:8月2日~7日

●弘前市ねぷた祭りの特徴

・静的な祭り(お囃子のテンポもゆっくり)
・戦に行く出陣の意味合いの祭り
(山車を引きながら練り歩く)
・山車の大灯籠
人形型もあるが、扇型が多く前後、両横に絵が描かれている。
題材は、中国古典の人物が多い
・掛け声は、進行がヤーヤドー、戻りがヤーレヤレヤーレヤー
・ハネトはいません。
・祭り日程:8月1日~7日

ねぶた祭りの期間はいつ?

ねぶた祭りの期間は、

青森市のねぶた祭りは、8月2日から8月7日までですが、
8/1は前夜祭の花火大会
8/2~3は、子供ねぶた+大型ねぶた数台運行
8/4~6が、メインの大型ねぶた運行(8/5,6は総揃い)
8/7は、昼のねぶた運行、夜のねぶた海上運行&花火大会でフィナーレです。

弘前市のねぷた祭りは、8月1日から8月7日までですが、
8/1~6は、夜間合同運行
8/7は、午前合同運行、夜のなぬかびおくりとなります。

まとめ

一緒にはねたりして盛り上がりたいなら「ねぶた祭り」がオススメです。

静かな風情を楽しみたいなら「ねぷた祭り」がオススメ。

そのほか特徴あるものとして、8月4日から8月8日に開かれている、復活した20m超の巨大「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」の祭りがあります。
こちらは、2019年~一般ハネトエリアが廃止されたことで、観て楽しむ、お祭りになってしまいました。(正装以外の衣装で騒ぐ迷惑者排除の理由で)

期間が重なっていますし、青森と弘前はそれほど遠くない(自家用車で1時間、路線バスで1時間半、電車で45分)ので、ぜひ見比べてみてください。

それと青森市のねぶた祭りのハネトの鈴を拾いたいなら、ハネトの人にお願いすると結構くれますから、飛び出しは危険なので止めましょうね。

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