十五夜とは?お月見の意味は?今年はいつ?やることはコレ!

2020年1月12日

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秋になると空気が澄んで、お月様もいつもよりキレイに見えます。

秋になって十五夜にお月様にお供えをして拝む、お月見というのがありますよね。

ところで、十五夜とかお月見って何なんでしょう?

宗教関係の行事なんでしょうか?

そんなことを書いてみましたので、興味のある人は見てみてください。

十五夜とは何?

十五夜というのは、基本的には満月のことです。

ですから、1年に1回というわけではなく、1年に12~13回あります。

一般的に十五夜というと、新暦で9月のお月見をするときだけと思われがちですが、お月見をする十五夜は、旧暦の8月15日で「中秋の名月」といわれています。

秋になると、空気も澄んで遠くの山もキレイに見えるとよく言われるように、昔から旧暦の8月15日近辺の満月が特にキレイに見えるといわれ鑑賞されてきました。

十五夜が満月で、旧暦8月15日近辺が中秋の名月と書きましたが、旧暦8月15日が満月ではない可能性があります。

それはお月様と地球の公転軌道の関係で、満月が十五夜と1~2日ずれる可能性があるからです。

実は「十五夜」の他に、十五夜の次にキレイといわれる1ヵ月後の「十三夜(旧暦9月13日)」と、秋の収穫最後の収穫感謝祭「十日夜(トウカンヤ:旧暦10月10日)」というお月見もあります。

この3つのお月見&収穫感謝祭は、それぞれその時期に収穫されるものによってお供えが違ってきます。

十五夜のお月見の意味は?

お月見は、1年で一番キレイといわれる旧暦8月15日の十五夜「中秋の名月」を見て楽しむ習慣です。

実はその起源は中国と言われています。
中国では古くからお月様を鑑賞しながらドンチャン騒ぎをしていた記録があります。

それが日本の貴族に伝わって、貴族社会の中でだけ、お月見をしながら詩歌や音楽、そしてお酒を飲んで大いに盛り上がっていたそうです。
■お月見【Moon Viewing】の由来

それが次第に民間にも広がって、秋の収穫を祝う収穫感謝祭と合体し、1年で最もお月様がキレイに見える旧暦8月15日の十五夜にお月様を鑑賞するとともに、秋の収穫に感謝してお供え物を捧げるようになったとのことです。

なぜお月様への感謝なのかというと、昔は月の満ち欠けを基にした旧暦(太陰太陽暦)を基準に農業をしていました。
つまり、昔からお月様と農業は深い関係がありますので、収穫の感謝はお月様ということなのでしょう。

十五夜はいつですか?

十五夜は、旧暦の8月15日ということですので、毎年日にちが変わってきます。

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今年の十五夜はいつ?
という人のために、5年間の十五夜の日にちを載せてみました。

●今年の十五夜(旧暦8月15日)は?
2020/10/1、2021/9/21、2022/9/10、2023/9/29、2024/9/17

十五夜の他に十三夜も載せてみました。
●今年の十三夜(旧暦9月13日)は?
2020/10/29、2021/10/18、2022/10/8、2023/10/27、2024/10/15

最後に十日夜(トウカンヤ)も載せてみました。
●今年の十日夜(旧暦10月10日)は?
2020/11/24、2021/11/14、2022/11/3、2023/11/22、2024.11.10

ちなみに、「十五夜、十三夜、十日夜」の3回ともに、お天気が晴れてキレイなお月様を拝むことがができると縁起がいいと言われています。

秋は、台風も多く、雨が多いですから、3回全てが晴れてキレイなお月様を拝めるチャンスも少ないのでしょうね。

十五夜にやることはなに?

「十五夜にやることは?」
十五夜には何をすればいいのでしょうか。

基本的には、下のお供えをお月様の見える場所でお供えします。

ちなみにススキは、魔除けという意味合いもありますが、十五夜に稲穂がまだ無いので稲穂の代用として使います。(稲穂を供える地方も有り)

正式な団子の供え方は、お正月にお餅をお供えするように、三方という台に四角い白紙を角を四方に出して置いて、ピラミッド状に団子を積み上げます。

●十五夜のお供え
花瓶に秋の草花(ススキ:萩、撫子など秋の草花を加えることも)
米粉の団子(通常年12個で閏年13個、または十五夜15個or5個・・・地方による)
収穫物(里芋等のイモ類:団子だけでも可)

●十三夜のお供え
花瓶に秋の草花(ススキ:萩、撫子など秋の草花を加えることも)
米粉の団子(通常年12個で閏年13個、または十三夜13個or3個・・・地方による)
収穫物(栗や豆類:団子だけでも可)

●十日夜のお供え
花瓶に秋の草花(稲穂、ススキ:萩、撫子など秋の草花を加えることも)
収穫物(お米や餅)

その他、秋の果物など、特にぶどうなどのツル物は、月と人のつながりを強める縁起物とも言われています。

まとめ

結局、十五夜やお月見というのは、秋の収穫に感謝する日で、1年で一番キレイなお月様を鑑賞する日ということでした。

今年は、縁起良く「十五夜」、「十三夜」、「十日夜」の3回、晴天でキレイなお月様が見えますように!!

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