インフルエンザの対策どうしてる?湿度や食べ物も重要です!

2020年1月10日

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毎年インフルエンザの季節になると、その対応に色々悩みも多くなります。

家に引きこもることが感染しない一番の方法ですが、そんなことはほぼ不可能です。

学校や幼稚園などへ通っている子供さんがいたり、買い物にも行かないといけませんから。

一人がインフルエンザにかかってしまうと、適切な対応をしないと他の家族にうつってしまう可能性も高くなってしまいます。

「みんな、予防や対策はどうしているんだろう?」

「なにをすればいいの?」

まずは、そのようなインフルエンザにかかる可能性を低くするための対策をいくつか紹介していきたいと思います。

インフルエンザの対策はどうしてるの?

インフルエンザの対策は、

● 自分の免疫機能を正常に保もとう。
毎年のインフルエンザについての罹患率は6~7%程度です。

厚生労働省でも「十分な休養とバランスのいい栄養摂取」を勧めているように、健康で免疫機能が正常であれば、発病する可能性は低くなります。

ハイリスクといわれている、「高齢者、幼児、妊婦、持病のある人」のような方々は、免疫機能が低下している人たちです。
「高齢の人」と「持病のある人」は一般の人よりも免疫機能が弱っている人が多く、「妊娠している人」の場合は、自分の免疫機能が、お腹の子供を異物とみなして攻撃しないために、自分を犠牲にして自分の免疫機能を低下させています。
「幼児・子供」の場合は、大人に比べてまだ免疫機能が未発達の状態です。

正しい生活習慣、バランスのいい食事、十分な休養と睡眠で、体へのストレスを軽減して免疫機能を低下させないようにしましょう。

一般の人にも重要ですが、ハイリスクといわれる方々には特に重要になります。

● 手洗い、うがい、マスクでブロック、加湿器と換気で排除!
インフレエンザの感染経路は、咳やくしゃみの「飛まつ感染」と、ウィルスが付着したものを知らずに手で触って更に目口鼻を触ることによる「接触感染」になります。

外出したときに不特定多数の人が触れるものに、触ることで知らずに手にウィルスがつく可能性があります。

このようにしてウィルスがついた手で、無意識に目口鼻を触ることで体内に入り感染しますので、手洗いとうがいは、このような感染を防ぐ可能性を高めることが出来ます。

マスクについては、感染していない人には効果が無いなどの意見もありますが、正しくマスクを装着することで、飛まつ感染の吸い込みを率を低下させたり、手で口鼻へ触る可能性が減ることと、マスク内の湿度が高くなることで、感染リスクが減ることが期待できます。

マスクについては、慣れないと30分ごとに休憩しないと呼吸困難になってしまうような専用のN95などのマスクではなく、日常活動が可能な普通の使い捨てマスクがいいです。(医療用のサージカルマスクが理想)

インフルエンザウィルスは、環境によって不活性化する時間が違ってきます。

乾燥と低い温度を好むインフルエンザウィルスは、そのままの乾燥した状態だとウィルスが排出されてから1日以上も感染する可能性のある状態で不活性化しません。

加湿器などで部屋の湿度を上げることで、早い段階でウィルスが不活性化して感染のリスクを軽減できます。

部屋にインフルエンザのウィルスが入り込んでいた場合、乾燥して(細かいホコリと一緒に)舞い上がって吸い込んでしまう可能性がありますので、定期的に部屋の換気をしてウィルスを外へ排出しましょう。

● インフルエンザ流行時期は、人ごみへの外出を控えて感染リスクを下げる。
インフルエンザは、人が多く集まる場所へ行くことで感染するリスクが高まります。

特にインフルエンザが流行している時期は、事前にセールで安いときを利用して、ある程度まとめ買いしておくことで、人が多く集まるスーパーなどへ外出する回数を減らすことができます。

たまにネットスーパーなどの宅配を利用することも、人の多く集まる場所への外出回数を減らすことができる一つの方法です。

日常生活をしていくために外出は不可欠ですが、なるべく人の多く集まる場所への外出回数を減らすことで、インフルエンザへの感染リスクを下げましょう。
■2018.2医師が実践 インフル対策「4つのルール」

インフルエンザの対策で湿度は重要!

インフルエンザウィルス対策には、湿度と温度が重要になります。

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上でも書いていますが、冬の時期は寒く乾燥しています。

インフルエンザウィルスが最も好む環境ですから、この時期にインフルエンザが流行することになります。

それではインフルエンザが好まない環境というのは?

基本的に、インフルエンザは高温多湿を好みません。

しかし、冬の時期に湿度60%以上、室温30度以上は燃料費との兼ね合いやカビ発生のリスクも有り、現実的ではありません。

現実的な基準としては、「湿度50~60%」で「室温25度程度」にすることで、
寒く乾燥した状況では1日以上も不活性化しないインフルエンザウィルスが、8~12時間で不活性化しますので感染のリスクが大幅に低くなります。

インフルエンザの対策で食べ物も大事!

体を健康に保ち、自分の免疫機能を正常に保つことはインフルエンザの対策として重要になります。

「あなたは、あなたが食べたものだけで(あなたの体が)できています!」

このような言葉を聴いたことはありませんか?

人間の細胞を作り出すために必要な栄養素は、「バランスのいい食事なんかで摂らなくても、自然にどこからかわいてくるから好きなものだけ食べればいい」なんていうことは絶対にありません。

ある程度はサプリメントで補充することもできますが、脂溶性ビタミンなどの過剰摂取は体によくありませんので、基本になる食事が一番重要です。

体の免疫機能を正常に保つには、あなたが日ごろから食べている食事をバランスのいい食事にすることです。
(併せて適度な運動と十分な睡眠・休養をとることも重要)

免疫機能をアップさせてくれると言われている食材やビタミンがあります。

・タンパク質:細胞修復、免疫抗体の主成分(肉、魚類:鮭、豆類:納豆・豆腐、タマゴなど)
・ビタミンC:免疫活性化に関与(ジャガイモ、さつまいも、柿、柑橘類)
・ビタミンD:免疫活性化に関与(日光浴、きのこ、魚:シラス干し・イワシ丸干し・紅鮭など)
・ビタミンA:目や皮膚、粘膜を正常に保ち、免疫にも関与(緑黄色野菜、タマゴ、レバー、牛乳など)
・ビタミンB2&6:粘膜を健康に保つビタミン(B2:レバー、焼き海苔、タマゴ、B6:レバー、まぐろ赤身、ゴマなど)
・フコイダン:免疫活性化に関与(昆布、メカブ、モズクなど)
・乳酸菌食品:免疫活性化に関与(ヨーグルト、ナチュラルチーズ、味噌、キムチなど)

これを見ると、「魚・肉・野菜・豆類・イモ類・海草・きのこ・種子」と多岐にわたっています。

これらに「必要な栄養素を多く含む食品」といわれている玄米を加えれば理想的なバランスの食事といえるのではないでしょうか。

毎日全部の栄養素を摂るのは無理なことですから、1週間を1サイクルとして、無理しない程度に可能なかぎり摂るようにしましょう。
たとえば、週3日は魚メイン、週4日は肉メインで、朝は具だくさん味噌汁に納豆かタマゴ、食後にはヨーグルトと果物・・・等々。

一度に多くの食材を摂れる、鍋、具だくさん味噌汁などは、「具沢山 料理」「具沢山 鍋」「具沢山 味噌汁」「具沢山 納豆」「具沢山 スープ」などでネット検索すると多くのレシピを確認することができます。
寒い時期ですし、色々入れて煮込むだけですし、味も色々工夫できますので、多くの食材を一度に摂るには便利な料理です。

まとめ

100%インフルエンザへの感染を防ぐには、日常生活に必要なものを前もって必要な期間分準備して、完全に外部と接触を断つ以外にはありません。

日常生活に大きな支障をきたしますので実際には不可能なことです。

インフルエンザの対策としては、100%感染を防ぐということではなく、罹患率6~7%のリスクを更にどれだけ減少させることが出来るのか、ということを念頭に考える必要があります。

日ごろから、バランスのいい食事、適度な運動、十分な休養と睡眠で、自分の免疫機能を正常に保ち、
そして、室内の湿度と温度をインフルエンザウィルスに適さない程度にして、
さらに、外出時には正しいマスク装着とあまり人ごみに行かない、帰宅時には手洗い、うがいで感染リスクを可能な限り減らすよう心がけるのが、現実的なインフルエンザへの対策となります。

*寒い時期ですが、短い時間で大丈夫ですので、部屋の定期的な換気も忘れないようにしましょう!

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