梅雨入りの定義は?時期は?平年は?2015は?一覧はどこ?
日本全国でジメジメしてスッキリしない梅雨の時期に入りはじめました。
この時期に旅行やイベント参加を計画されている人なら、特にその天気が気になることと思います。
雨が降ったり、天気が悪いと、折角の楽しみも半減してしまいますよね。
最近は、なかなか梅雨入りの発表が無かったり、梅雨入りと発表されても、「本当に梅雨入りしたの?」みたいな天気が続くこともあります。
そこで、「梅雨入りの定義って何?」「地域ごとの梅雨入り平年一覧は?」「今年の予報と状況は?」について載せてみました。
梅雨入りの定義ってどうなってるの?
「梅雨入りしてるのに夏みたいに暑くて晴天!本当に梅雨入りしてるの?」
そんな天気が続くと梅雨入りと発表されても「本当?」 と思ってしまいます。
「梅雨入りの定義って何?」
実は気象庁が発表する、梅雨入りに定義はありません。
平年並みの梅雨入りの頃に、1週間の天気予報を参考(雨や曇りが続く)に気象庁の担当者が感覚で、梅雨入りを予報として発表しています。
梅雨入りの定義とは別に、気象学的には5月~7月頃に日本の北のオホーツク高気圧と、南の太平洋高気圧から湿った空気が、両方の高気圧の間にある梅雨前線に入り込み、水分が大量に送り込まれることで雨や曇り多くなります。
しかも、これらの高気圧の力関係がこの時期均衡しているので、梅雨前線があまり動かず停滞してしまうのが梅雨なのですが、梅雨入りの定義には関係していませんので、梅雨前線が有っても梅雨入りが発表されないこともあり、前線が無くても梅雨入りが発表されることも有ります。
元々の梅雨入りを発表するようになった経緯は、梅雨の時期に雨による災害が多いことから注意を促すためのものでした。
特にエルニーニョ現象が強くなったりすると梅雨の大雨、冷夏で大雨、台風などの被害が続くといわれていますので十分注意が必要です。
気象庁は、梅雨の予報を止めたいようですが、マスコミや経済界からの強い要請で、今は「(梅雨入り、梅雨明け)したと見られます。」という表現の方法で続いています。
やはり、梅雨入りの発表が有ると無いとでは、経済的な効果にも大きな影響があるようです。
梅雨入りの時期は?地域ごと一覧(平年)
地域ごとの梅雨入りの平均的な時期を一覧にしてみましたので、参考にしてください。
・沖 縄 --- 5/ 9頃(沖縄県)
・奄 美 --- 5/11頃(奄美群島、トカラ列島)
・九州南部 --- 5/31頃(宮崎県、鹿児島県および種子島、屋久島)
・九州北部 --- 6/ 5頃(山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県)
・四 国 --- 6/ 5頃(香川県、愛媛県、徳島県、高知県)
・中 国 --- 6/ 7頃(岡山県、広島県、鳥取県、島根県)
・近 畿 --- 6/ 7頃(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)
・東 海 --- 6/ 8頃(静岡県、岐阜県、三重県、愛媛県)
・関東甲信 --- 6/ 8頃(東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県)
・北 陸 --- 6/12頃(新潟県、富山県、石川県、福井県)
・東北南部 --- 6/12頃(山形県、宮城県、福島県)
・東北北部 --- 6/14頃(青森県、秋田県、福島県)
・北海道は、梅雨前線が北海道まで移動する間に前線の勢力が弱まることと、前線の移動速度が速くなることで実質的に梅雨は無いといわれています。
梅雨入りの2015年の予報と状況は?
こちらは、梅雨入りの2015年の地域ごとの梅雨入り状況・予報や平均的な時期との比較をしてみましたので、参考にしてください。
・沖 縄 --- 5/20頃(平年差11日遅い)
・奄 美 --- 5/19頃( 〃 8日遅い)
・九州南部 --- 6/ 2頃( 〃 2日遅い)
・九州北部 --- 6/ 2頃( 〃 3日早い)
・四 国 --- 6/ 3頃( 〃 2日早い)
・中 国 --- 6/ 3頃( 〃 4日早い)
・近 畿 --- 6/ 3頃( 〃 4日早い)
・東 海 --- 6/ 8頃( 〃 同時期程度)
・関東甲信 --- 6/ 8頃( 〃 同時期程度)
・北 陸 --- 6/19頃( 〃 7日遅い)
・東北南部 --- まだ梅雨入り発表なし
・東北北部 --- 上同
・北海道は、梅雨前線が北海道まで移動する間に前線の勢力が弱まることと、前線の移動速度が速くなることで実質的に梅雨は無いといわれています。
まとめ
各地域の梅雨入りについては、とりあえず平均的な梅雨入りの月日を基準に、今年の状況と比較しながら、直近1週間の天気予報で推測するしかありません。
日本の気候も大きな影響(異常気象)を受ける、エルニーニョ現象が今年は、今までの記録に無いくらい強く(海水面が高温)、これからも強く(海水水面温度が上昇)なっていくとの予想ですので、日本も梅雨入り以降どのような(異常な)気候になるのか予想が出来ないようです。
エルニーニョ現象の年は、一般的に冷夏で夏になっても雨が多く、そのため災害やその後の台風でも災害が多い年になるといわれていますので、梅雨以降でも旅行やイベント参加などを計画している人は天気予報を確認して、十分注意をしてくださいね。
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