梅雨入り2016年の東北はいつか過去データや平年値で予想できる?
今年は、まだ沖縄と奄美以外まだ梅雨入りしていません。
気象庁の10日間天気予報をみても、東北では6月11日まで雨くもりが継続した天気は見られませんので、今年は大分遅くなる可能性もありそうです。
では、2016年の東北の梅雨入りの時期はいつ頃なのでしょうか。
2016年の東北の梅雨入りを予想しているサイトでは、6月中旬というところが多いようです。
昨年の場合は、沖縄・奄美は早く梅雨入りして、九州から関東甲信まで6/2~3で一気に梅雨入りしましたが、東北は南部北部ともに6/26と遅めに梅雨入りとなりました。
最近は、以前と天候が大分変わってきているような感じを受けます。
自然現象ですし過去のデータが役に立つか分りませんが、とりあえず過去のデータなどから何かの傾向を見つけ出せるか確認してみたいと思います。
それでは気象庁の過去の梅雨入りデータや平均値から探ってみます。
梅雨入り2016年の東北はいつ?
2016年の東北の梅雨入り時期がいつころになりそうか過去の気象庁のデータで確認してみたいと思います。
気象庁の1951年からの梅雨入りデータから東北では、
▼ 最も早い梅雨入りが 南部で6/1、北部で5/22
▼ 最も遅い梅雨入りが 南部で6/26、北部で6/28 と一ヶ月近い幅があります。
東北南部は、45年以前の変動の激しい年を除き、44年以降大きな波が2つ、一つ目は16年間梅雨入りが徐々に遅くなってきていて、その後7年間梅雨入りが早い方へ転じている。
二つ目は17年間梅雨入りが徐々に遅くなってきている途中か、一つ目のサイクルからすると梅雨入りが早くなる方へ転じる曲がり角かもしれません。
そして、過去に断トツに遅い梅雨入りをした次の年は、10日~15日昨年より梅雨入りが早まっている。
突出して遅い年と早い年を除くと、6/4~6/19の範囲を行き来している。
東北北部は、1997~8年まではわずかずつ梅雨入りが早まりつつあり、それ以降はわずかずつ梅雨入りが遅まりつつある傾向が見られる。
全体的にみると、突出して早い年と遅い年を除くと、梅雨入りは6/6~23の範囲を行ったり来たりしている。
また、変動の多い古い時代のものと突出して梅雨入りの遅い日と早い日を除くとかなり振れ幅が短縮でされます。
詳しくは、下の予想の項目で紹介します。
梅雨入り2016年の東北の過去データや平年値は?
(実際は昨年までの)過去の東北の梅雨入りデータをグラフにしてみました。
気象庁は、平年の梅雨入り日を発表しています。
平年の梅雨入り日とは、2010年以前30年間の平均の梅雨入り日になります。
● 東北南部の平年の梅雨入り日:6月12日(昨年は6月26日)
● 東北北部の平年の梅雨入り日:6月14日(昨年は6月26日)
となります。
梅雨入り2016年の東北の予想は!
2016年の東北の梅雨入り予想について、何かの傾向は見られるのでしょうか?
東北の過去の梅雨入りデータから
▼ 最も早い梅雨入りが
南部は、6/1
北部は、5/22
▼ 最も遅い梅雨入りが
南部が、6/26
北部が、6/28 でかなりの幅があります。
となりますが、古い変動の激しい時代のデータと突出して遅い早い年を除くと、
▼ 最も早い梅雨入りが
南部は、6/4頃
北部は、6/6頃
▼ 最も遅い梅雨入りが
南部は、6/19
北部は、6/23日頃 で、大分幅が短縮になりました。
前例から突出して遅い梅雨入りの翌年は10~15日梅雨入りが早くなる
▼ 南部では、6/11~6/16
気象庁が発表している東北の平年の梅雨入り日は、
▼ 南部は6/12 、北部は6/14 です。
これを基準にプラスマイナス5日程度を見込んで、 「南部:6/7頃~17頃」 「北部:6/9頃~19頃」 という予想になります。
しかし、気象庁の梅雨入り基準は、「平年並みの梅雨入りの頃に、1週間の天気予報を参考(雨や曇りが続く)にして気象庁の担当者が感覚で、梅雨入りを予報として発表」しています。
直近の東北の10日間天気予報では、
▼ 6月11日まで雨が継続する日がありません。
ということで、 「6月12日頃から19日頃まで」 ということでしょうか。
そして東北の南部と北部の10日間天気予報ではあまり差が見られないので、昨年同様に南部北部とも同じころに梅雨入りする可能性があるのではないでしょうか。
まとめ
2016年の東北の梅雨入りの予想については、結局多くのサイトで予想している 「6月中旬が有力」 という結果になりました。
しかし、東北は昨年6/26と大分遅い梅雨入りとなりました。
今年も、10日間天気予報で6/11まで雨くもりが継続しているとはいえず、いいお天気が続きそうですので、もしかすると昨年同様6月下旬にずれ込むかもしれません。
最後に東北の梅雨の時期の過去の平均雨量のデータをグラフにしてみました。
*全国の平均を100とした対比になります。(単位%)
●東北南部平均雨量
南部:1970年ごろから徐々に雨量は増加傾向にあります。直近8年は2013年の139%を除き全て全国平均の110%を下回っているので、今年も平年並み程度と推測しますが、平均雨量が100%を下回る年が1~2年後には雨量が増加して全国平均の100%を上回る傾向にあるので、今年は増加に転じる可能性があるため注意が必要です。
北部:1972年ごろから徐々に雨量は増加傾向にあります。直近6年は全国平均を下回るか110%程度なので、今年は平年並みの可能性が高いと推測しますが、昨年は全国平均を下回り、過去の例から今年は一気に全国平均の120%以上の雨量に増加する可能性もあるので注意が必要です。
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