お墓の除草対策どうしてる?除草シートは?除草剤は大丈夫?

2020年1月10日

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お盆のお墓参りも近くなってきましたね。

お盆のお墓参り、いつも大変なのがお墓の雑草です。

そんなにしょっちゅう行く機会もないから、年に1回か2回くらいだと、除草が大変です。

お盆は特に暑いので、汗だくで除草して・・・、
お墓がきれいになるのはうれしいけれど・・・

「もう少し簡単に除草できる方法は無いんでしょうか?」

そんなことを書いてみました。

お墓の除草対策どうしてる?

「みなさん、お墓の除草対策はどうしていますか?」

そのようなことで悩んでいる人は、かなり多いようです。

一般的には下にあるような方法で、雑草が生えにくくするための除草対策をしています。

・砂利(砕石)、玉砂利
一般的な雑草対策として、多くのお墓で敷かれていますし、効果もありますが、それでも年数が経ち一旦雑草が根付くと、根から抜き取らないと除草は必要になります。
砂利は石を砕いた、角張った状態の砂利で、これをある程度の厚く敷くことで雑草が生えにくくなります。
玉砂利は、角張っていない、白・茶・黒色などの化粧されたようなきれいな砂利です。
石材店にお墓を頼んで、一部に砂利を敷いてもらうと、砂の上に角張った砂利を敷いて、更にその上に見栄えがよくなるように玉砂利を敷きます。
ある程度の厚さで敷くことで、雑草は生えにくくなりますが、根付いてしまったスギナなどは除草しても根が残ると年々増えてしまいます。

・防草ジャリ
この砂利は、雑草が生えにくいようにアルカリ性(土のアルカリ性を嫌う植物は多いです)に調整された砂利(雨水をアルカリ性に)で、ガーデニング用品として売られています。

・固まらない(雑草がいやがる)砂利
防草ジャリと似ていますが、ホウ酸成分などが溶け出して雑草の成長を防ぐ砂利です。

・固まる砂利
これは、コンクリートで地面を固めるのと似ていますが、砂利なのでコンクリートと違い見栄えがよくなります。
このジャリを敷いて、水をかけておくと固まって地面を覆いますので、雑草が生えにくくなります。

・塩
塩分で植物を枯らしてしまうという方法で、一般的な庭の除草にも除草剤を嫌う人は使っています。
普通の食用の塩を使いますが、大量にまく必要があり、お墓の御影石や土台のコンクリートも腐食させる塩害が生じますので、今では石材店などでは塩をまかないように指導しています。

・土部分を石材、コンクリートで覆う
これはお墓の土の部分を隠してしまうことから最も効果のある方法ですが、石材店に頼んで施工してもらうことになるため高額な費用がかかります。


砂利(砕石)、玉砂利、固まる砂利などは、ホームセンターでも手に入りますし自分でも敷けますが、値段が安くないのでインターネットで安いのを探してみるのもいいのではないでしょうか。

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お墓に除草シートはどうですか?

除草対策には、お墓に砂利をある程度の厚さにまくのが一般的ですが、それでも雑草は生えてきます。

そのために、雑草が生える前か除草したあとの砂利(玉砂利)の下に除草シート(正しくは防草シート)を敷いて、その上に砂利(玉砂利)を敷いておくと見栄えもよくなりますし、雑草対策にも効果があります。

除草シート(正しくは防草シート)は、園芸用で農家が使うものですが、長期間使える耐久性のあるものを選んで使うと10年間も雑草が生えてこない耐久性の高いものもあります。

農家が畑や田んぼでそのまま使うのは問題ありませんが、敷いてそのままだと見栄えが悪いので、お墓の場合はその上に玉砂利などを敷くと見栄えがよくなります。

ちなみに正式には雑草を防止する防草シートですから、敷くだけで除草はできませんので、雑草が生えているときは除草してから敷くことになります。

お墓に除草剤は大丈夫?

「お墓に雑草が大量に生えていてどうしよう?でもお墓に除草剤をまいても大丈夫?」

毎年、大量の雑草を見て、除草剤を使いたいけど、でもお墓だからご先祖様に除草剤まくのはどうなんだろう?

と考えている人も少なくないのではないでしょうか。

実際、お墓の雑草を除草するために除草剤を使っている人も少なくないのが現状です。

これは自分の気持ちの問題になると思います。

お墓が離れていて度々行けない、高齢になって除草が大変など様々な理由で、お墓に雑草が生え放題になってしまうよりも、除草剤を使ってきれいなお墓にすることで、ご先祖様も喜んでくれるはずという思いがあってのことです。

除草剤をおすすめするわけではありませんが、やはり雑草だらけのお墓は、見てもあまり気持ちのいいものではありません。

もしも、お墓の除草に除草剤を使うとしたならば、お墓につかえる除草剤というものがあります。

それでも石材部分が変色する可能性がありますので石材(およびコンクリート)には直接触れないようにまくのがいいでしょう。

除草剤をまいても1年もすると、種が飛んできて雑草が生える可能性もありますので、粒タイプの長期間効果のあるものがいいようです。

まとめ

除草剤を使いたくないけれども、除草を少し楽にしたいというときには、上で書いている砂利系のものか除草(防草)シートを検討してみるのも一つの方法です。
これも選択肢の一つになりそうです。
固まる砂(ホームセンターにある)

ただ、塩については塩害の関係でおすすめできません。

*なお、除草剤などは事前にお墓を管理している所へ確認されることをおすすめします。

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