魚を締める理由は味のため?血抜きも道具ならハサミやナイフが簡単!

2019年11月15日

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今回は、釣った魚の締める理由や締め方、血抜きの仕方、素手で、ナイフで、ハサミでなど色々な締め方を紹介したいと思います。

なお、今回小魚を締めるのに極一般的で簡単な氷締めの動画も追加してみました。

釣りが趣味なら、あの魚が釣れたブルブルという感触は、いつ味わっても楽しいものです。
そして釣りをするなら、自分で釣った鮮度のいい魚を、持ち帰っておいしく食べたいですよね。釣りをするなら釣った魚を入れるクラーボックスを持っていくと思います。

基本的には、クラーボックスに氷を入れておいて、釣った魚をすぐにそれに入れると思います。

もしかすると、釣った魚を海水を入れたバケツに生きたまま入れておいて、一段落したら氷の入ったクーラーボックスへ移す人もいるでしょう。

そこで今回は、魚釣りで知る必要のある鮮度と味を保ちながら釣った魚を持ち帰る理由や方法を分り易く動画で紹介しますが、いつもどおり補足コメントも載せています。
もちろん魚を締める理由は、新鮮さを保つため「美味しさ」を保ち「生臭さ」を抑えるためです。

以前にも釣り方の流れの中で、少し触れていましたが、さらに一歩踏み込んだ方法を紹介したいと思います。

自分で釣った、または、ファミリーフィッシングで家族が釣った新鮮な魚をおいしく食べるために「魚を締める(活き締め)」ことで格段に新鮮さを保つことが出来ます。
重要なのは、釣った魚が活きている内に、即死させるということになります。

バケツの中で、徐々にジンワリ魚が死ぬと、疲労物質が溜まって身が美味しくなくなると言われています。(クーラーボックスの中で魚が暴れても同じ状況です)
魚が長く苦しまないためにも、ジンワリ死ぬのを待つのではなく、一気に締めましょう。

今回も、他のサイトへの掲載が許可されているユーチューブ動画で、指定されている掲載の方法でのせています。

短い動画が多いので、空いた時間で確認してみてください。

●村上晴彦プロの釣った小アジの持ち帰り法-アジング-活かし&潮氷締め 新規追加
小魚を締めるときの一番簡単な締め方、但し、クーラーが生臭くなる。

●サバの締め方・血抜き方法 サバ折り編(素手で) 入れ替え

●【アジの締め方】血抜きと氷締めの方法(小型ハサミで締める) 新規追加

●サバの持って帰り方(ナイフで締める)!

今回も、動画に少しコメントをしてみましたので参考にしてください。

短い動画なので要らないとは思いますが、「途中からの再生」や「前に戻っての部分的な繰り返し再生」の方法は前の「初心者向けの釣り教室堤防編」で説明していますので、そちらをご覧ください。

魚を締める理由は味に関係あるから?

釣った魚をおいしく食べたいなら、気をつけなければならないことがいくつかあります!

折角釣り上げた、スーパーや魚屋にもないほど鮮度のいい魚でも、持ち帰り方で鮮度が落ちてスーパーの魚の方がおいしいということにもなりまねません。

釣った魚を、その場で締める理由は、やっぱり鮮度の保持と味を落とさないことです。

もう少し詳しく説明すると、釣れた魚を締めないで氷(や保冷材)を入れないクーラーボックスに入れておくと、魚が暴れたり、傷がついたりして強いストレスを受けることで、身の旨み成分が分解されていきますし、疲労物質が溜まって味が落ちていきます。

さらに、血は生臭みの原因になりますが、魚を締めないと暴れて血の一部が身に移ることがあり、それも美味しくなくなる原因です。

また、氷などで冷さないと鮮度も落ちやすく、生臭くなります。

魚を締めるには、魚が苦しまないように即死させるか仮死状態にして(生臭みの原因にもなる血抜きして)から低温で保存するために氷入りのクーラーボックスへ入れます。

一般的にそれほど大きくないアジ・サバ・イワシなどの場合は、一匹づつ締めるのは面倒ですので、

氷と海水を入れたクーラーボックスに魚を入れて急速に冷して仮死状態にする、「氷締め」という締め方をします。

それにしても、気をつけることがあります。

それは、海の魚は真水に(長く)接触すると、浸透圧で魚の塩分が染み出るなどして身が白くなったりして鮮度が落ちて美味しくなくなってしまいます。
(調理での短時間の水道水は気にすることはないですが、刺身のときは水道水は短時間にしたほうがいいです)

クーラーボックスに釣った魚を入れて家に帰るまでかなり時間が掛かりますので、真水氷に魚を触れさせたり、真水氷が溶けた水に魚を触れさせないようにします。
(魚屋さんで氷の上に魚を置いていますが特殊な氷です)

【あまり大きくない魚の氷締め】
・クーラーボックスに、穴の開いていない2~3枚重ねのビニール袋(1枚のジップ付きポリ袋)に大目の氷を入れて、口をシッカリと締めます。
氷入りビニール袋が入っているクラーボックスに、釣り場に着いたら海水を汲み上げてクーラーボックスの1/3~1/2くらい海水を入れて海水を冷たく冷します。
釣れた魚をそのクーラーボックスの冷たい海水に入れることで、仮死状態になり氷締めになります。
この場合、クーラーボックスが生臭くなるので、帰ったらよく洗う必要があります。
ちなみに帰るときは、クーラーボックスの海水は捨てます。

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似ていますが次の動画は、海水+氷=潮氷に魚をそのまま入れて氷締めしています。
●村上晴彦プロの釣った小アジの持ち帰り法-アジング-活かし&潮氷締め
532,337回視聴 1055いいねの人気動画

*刺身など生で食べないなら、クラーボックスに、氷を入れて2~3枚重ねの穴の開いていないビニール袋(1枚のジップ付きポリ袋)も入れておいて、そのビニール袋に釣った魚を入れます。
この場合、クーラーボックスが生臭くなりにくいので、帰ってから軽く洗うだけなので、魚を生で食べないときにはコレが便利です。

ただし、魚を刺身で食べたいときや、大き目の魚が釣れたとき(特に鮮度が落ちやすい青物といわれるサバ、カツオ、ブリ・カンパチの子など)は、次で紹介する魚の「締め方」と「血抜き」をしてから、穴の開いていないビニール袋など(念のため2枚重ねくらい)にいれて氷入りクーラーボックスに入れておきましょう。

魚を締めるのと血抜きはちがう?素手締め!

魚を締める方法と血抜きについて紹介した動画です。

締めるとは、活きている魚を活き締めして即死させるか仮死状態にすることです。

血抜きは、言葉通り締めてから血を抜く(エラもとる)ことです。

活き締めするには、首を折ったり、道具で首の骨をカットしますので、血管も切れます。

その後、バケツの海水で血を出し切り(4~5分)ってから、冷すために氷入りのクーラーボックスに入れます。

ここでは、釣り場で釣れてすぐに素手で活き締めと血抜きを行うやり方になります。

素手は無理という人は、次でハサミやナイフでの締め方と血抜きを紹介しています。

●サバの締め方・血抜き方法 サバ折り編(素手で)(54秒)59800回以上

魚はサバです。

魚の首を折って(サバ折り)締めてから、しばらくバケツの海水に入れて血が抜けるのを待つためにしばらく海水バケツへ。

血抜きのために、海水のバケツに長く付けたままにすると、締めて血抜きしても鮮度が落ちるので、血抜きが終わったら早急に、魚が氷に直接触れないようにしてクーラーボックスに入れましょう。

魚を締める道具ならハサミやナイフ!

素手ではなく、魚を締めるのにハサミやナイフの道具を使って締めて、血抜きする方法です。

小さ目の魚なら素手でも大丈夫ですが、大きめな魚を締めるときにはこちらの方がいいと思います。
●【アジの締め方】血抜きと氷締めの方法(小型ハサミで締める)61000回以上

●サバの持って帰り方(ナイフで締める)!(1分53秒)314000回以上

魚はサバです。

クーラーボックスの氷水の氷は、ビニール袋かジップ付きポリ袋に入れて、魚が氷に直接触れないようにしています。

先ほどは、魚の首を折ることで締めて、血抜きをしていましたが、少し大き目の魚になると力が要るので、やりにくいときはこちらのハサミやナイフの道具を使った締め方の方がやりやすいと思います。

まとめ

魚を締めて血抜きするのは、魚の鮮度と味を落とさないための方法です。

特に、青物といわれる魚や刺身にして食べるときは、締めてから血抜きをして、さらにクーラーボックスで冷して持ち帰りましょう。

血抜きは、海水を汲んだバケツに4~5分入れておくことで血が出なくなったら、すぐに冷すためにクーラーボックスへ氷に直接魚が触れないようにしていれましょう。
(氷を袋に入れるなど)
なお、バケツの海水は新しいものに入れ替えてください。

ただし、小アジ・小サバ・小イワシの場合は、刺身にする場合以外は、一番上で紹介した氷締めだけで大丈夫です。

それに、根魚(メバル・カサゴ・ソイ・アブラメなど)は、刺身以外で食べるときは大きさに関係なく、氷締めだけでも大丈夫です。

最後に帰るときは、クーラーボックスの海水は捨てましょう。(氷はそのまま)
ただし、直接氷+海水の場合は、そのまま家まで持ち帰りますが、車が揺れると中の生臭い海水が漏れ出す可能性があるので、クーラーボックスを入れる箱または大きなゴミ袋を持参しましょう。(海水が漏れ出すと、車の中がいつまでも超生臭くなります)

そして、魚を締めて、血抜きをして、エラを捨てた処理をした場所が、血などで汚れていたら海水を汲んで流してきれいにしてから帰りましょう。

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