宇品波止場公園での釣りならコレ!

2019年12月22日

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このブログでは海釣り初心者の人への情報の一つとして、有料・無料の海釣り施設や海釣り公園も紹介しています。

今回は宇品波止場公園での釣りについて色々情報をのせてみたいと思います。

宇品波止場公園は、

有料駐車場
トイレ
護岸に柵
パーゴラ(屋根付休憩場所)
遊歩道
芝生広場
常夜灯

で、現在、釣りは禁止になっていませんので、家族で楽しめる安全な釣り場です。(公園の看板には、現在、「釣りでの利用者は駐車場を利用」するように記載されています)

広島港へ寄港する大型豪華客船なども見え、広々としてくつろげる市民の憩いの場所になっている公園です。

そんな宇品波止場公園で釣りが出来るのは、コンクリート護岸で柵のあるエリアになります。
コンクリート護岸なので、足場がよく、綺麗なトイレも有り、駐車場もあり、暑い日など屋根のあるパーゴラで休憩もできます。

ただし、駐車場以外は無料でなので、管理事務所やお店は無いので、釣り道具、餌、食事、飲料など全部準備して持参する必要があります。

なお、ここ最近、全国の漁港、防波堤、岸壁などでは、釣り人のマナー違反が横行することも一つの理由として、「進入禁止」「釣り禁止」になっている場所が急激に増加しています。
宇品波止場公園のように無料で楽しめる釣り場は減少の一途をたどっています。(このままでは、数少ない一部の無料釣り公園か有料の釣り施設しか釣りを楽しめなくなる可能性も!)
今後も、子供と一緒に釣りが楽しめるように、ゴミを捨てない、マキエサなどで釣り場を汚したまま帰らない、小用はトイレでなど等、釣りはマナーを守って楽しみましょう。

宇品波止場公園の概要と釣れる魚!

宇品波止場公園の概要と季節に釣れる魚や釣果について紹介します。

宇品波止場公園で釣りができるのは、柵のある広い護岸エリアになります。

海底は、ゴロゴロした石に海草が生えている状態ですので、投げ釣りだと仕掛けが海底に引っ掛り、釣りにくいかもしれません。

こんな感じです。(2019.5宇品波止場公園 海中撮影)

▼宇品波止場公園の概要
■所在地:広島市南区宇品海岸三丁目
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/221/park-park05.html
■港湾振興事務所:082-251-7997 釣りは関係なし
■アクセス:国道2号から国道487号に入って南下
■駐車場:有料駐車場92台分
■営業時間:制限無し(駐車場24時間営業)
■休 日:なし(荒天時は注意)
■レンタル・売店:無し
■料金関係:
入園料 無し
基本釣り料 無し
駐車場料金 はじめの時間無料、以降30分毎100円(24時間上限1000円)
■設備関係:
有料駐車場、トイレ、護岸に柵、常夜灯、パーゴラ(休憩)、遊歩道、芝生広場
■注 意:マナーを守って釣りを楽しみましょう。
ゴミは持ち帰ること(釣り関係ゴミも含めて)
他への迷惑行為禁止
投げ釣りは危険、十分周囲に注意すること
トイレ以外で用足ししない
釣り場は最後に流して(マキエサなど)綺麗に
など等
■食事関係:弁当、おにぎり、パン、お菓子&飲料等全部持参する。
近くのコンビニ地図(短縮url):http://ur0.work/XfQ8

■宇品波止場公園

▼狩留家海浜公園で釣れる主な魚です。
アジ・イワシ・サバ・サッパ・サヨリ・メバル・カサゴ・ハゼ・キス・カレイ・小鯛・黒鯛(小型ならカイズ)・セイゴ(小スズキ)・ヒイカ・バリなど

■2017.9 宇品波止場公園 小ダイ

宇品波止場公園での仕掛け!

宇品波止場公園での釣りの仕掛けを簡単に紹介します。

初心者、家族連れともに広い柵のある護岸からの釣りになりますが、海底がゴロゴロ石に海草が生えているので、初心者は投げ釣りよりも、仕掛けが海底に着かない、サビキ釣り(投げサビキ)、ウキ釣り(遠投ウキ釣り)、探り釣りが釣り易いのではないかと思います。

もしも投げ釣りをする場合は、仕掛け、オモリを失くす可能性があるので、仕掛け類は多めに持参しましょう。

狙う魚は、小型のアジ、サバ、イワシ、サッパ、サヨリなどの回遊魚になります。

また、餌釣りなら、メバル、カサゴ、小黒鯛(カイズ)、小鯛、小スズキ(セイゴ)などが釣れる可能性もあります。

なお、この釣り場でよく行われている釣り方は、
・サビキ釣り
・ウキ釣り
・投げ釣り(チョイ投げ釣り)
・探り釣り
・ルアー釣り(エギ釣り:イカ釣り用)

などです。

その中で初心者向きの釣り方を簡単に紹介します。

■「サビキ釣り」(胴付き仕掛け)
通常のサビキ仕掛けなら、リール竿(投げ竿)、延べ竿どちらでも可能。
深い場所の海底を狙う場合、投げサビキ釣りには、リール竿とリールが必要。
道糸に仕掛けを結んで、オモリ付アミカゴを下に付けて仕掛けは完了。
アミカゴに溶かしたアミ海老を入れて海へ。上下に動かすとアミ海老が周囲に撒かれる。
オモリ付アミカゴがセットになっていない仕掛けは、アミカゴを別購入するか、アミ海老を海水バケツで溶かして柄杓などで巻く。(オモリ無しのネット状アミカゴは、サビキ仕掛けの上の金具か下の金具の輪、どちらでも可、にセットして使う)
メバルなどを狙う胴付き仕掛けは、サビキよりも大き目の針で針数が3本程度のカラバリ(スキン、サバ皮が無い)仕掛けで、底付近を釣るのでオモリはサビキよりも重め。
サビキ仕掛け5~6号針程度の針にアオイソメ(3~5㎝)などの餌を付けて、底付近を探れば(オモリの着底が分らない場合は、オモリを追加するか重いものに交換)似たような釣り方が出来ます。
但し、サビキの針を大きくすると、口の大きいメバル・カサゴなどの魚が対称になるので、小イワシ、小サバ、小アジ、ウミタナゴ、カワハギ、ウマヅラなどの口の小さな魚が釣れなくなってしまいます。サビキで対応するなら、大き目の針と小さい針の仕掛け2種類準備しましょう。

■「ウキ釣り」
竿は上と同じ。
波止に近めの小イワシ、小アジ、小サバ、サッパを釣るなら普通のウキに適合した小型オモリ、3~4号程度の小型釣針1本に餌(小型S程度のオキアミなど)を付けてテンポ良く釣れば、数を稼げます。
ただし、サビキ釣りに使うアミ海老は集魚効果があるので、出来ればマキエサとしてアミ海老も少し持参した方がいいでしょう。(バケツに海水を汲んでアミ海老を溶かして柄杓で撒く、集まってきたら撒く量を減らして、餌釣りメインにする)
サビキ仕掛けは針数は多いですが、よほどの大群が来ないと、1回に何匹も釣れません。
結局、小型魚1匹釣るたびにアミカゴ1杯分のアミ海老を巻くことになる可能性が高いのでけっこう効率が悪いです。(しかも、撒きすぎるとマキエサしか食わなくなります)
上のサビキ仕掛けに遊動ウキを付けて、適合するオモリ付コマセカゴに交換すれば、少し沖目への投げサビキ(ウキサビキ)釣りもできます。
なお、コマセカゴ無しのオモリに替えて、小型オキアミの餌を針に付けても良いでしょう。
また、リール竿で遊動ウキ、対応したオモリ、大き目の釣針(ハリス50~100cm)に釣った小魚を活き餌さにして背がけしてチョイ投げすれば、中層の中~大物を狙うこともできます。
時期的にスズキ(セイゴ)が釣れているかどうかの確認は必要です。
▼サヨリは海面近くを回遊しているので、ウキ下を極端に短くしたシモリウキ仕掛けという、サヨリ用仕掛けで小さい針&小さくしたオキアミを使うと効果的です。
なお、魚が見えているなら、海中の餌のオキアミが白く見えていますので、サヨリが近づいて白い餌が消えた瞬間に竿を上げると効率良く釣ることが出来ます。(目は疲労します)

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■探り釣り(ヘチ釣り)
メバル、カサゴなど波止の足元の海底に潜む根魚狙い。(ときにタイなども)
足元の探り釣りは、リールからの道糸にゼロ~3号の中通しオモリを通してサルカンに結ぶ、もい一方のサルカンの輪に釣り針(8~12号)のハリス(15~20cm)を結ぶ。
●カサゴ、メバルなどは、ハリス15cmくらい。(タイ、チヌなどはハリスを100cmくらいに長く)
釣り方は、足元にオモリ(仕掛け)を海底まで降ろして、ゆっくり仕掛けを上下させながら魚を誘う。釣れないときは、次の場所に移動して数多く探り釣り歩くのが釣果を上げるコツです。この釣り方は、仕掛けが底に引っ掛って喪失する可能性があるので、針と錘・サルカンは多く必要です。
タイなど大物を狙う場合は、サルカン無し、ハリの元に小さなガン玉オモリだけで自然に餌が落ちていくようにしましょう。
餌は、オキアミ、イソメ、活きモエビ、活きドジョウなど(魚による)
手に入れば(ネット通販の「熱帯魚の餌」で検索)カサゴ・メバル・ソイには活きドジョウが強力な餌になります。(ドジョウは口に針を掛けます)

参考までに、
■「投げ釣り」
竿は投げ竿(リール竿)とリールが必要。
この釣り場は、砂場に底に沈み根が点在しているので、根に引っ掛る可能性がありますので、根の多い場所は控えましょう。
リール竿で道糸に、天秤を結んで、天秤の下にナス型オモリ、天秤の横に出ている輪に投げ釣りの仕掛けをセットして完成。(ジェット天秤の場合は、上を道糸に結んで、下に仕掛けをセット)
大物狙いに(エレベーター仕掛け)泳がせ釣り(ヒラメ、マゴチ、スズキ、大~中青物)
道糸にサルカンの片方の輪を通してナス型オモリに結ぶ。もう一方のサルカンの輪にハリス50~100cmのハリス付き釣針(大き目)を結んで、釣った小アジ、小サバ、小イワシの背にハリを刺して活き餌としてチョイ投げすれば、活き餌が道糸のサルカンを引き釣りながら上下泳ぐことで底~中層の大型魚を狙うことができます。(投げた後、リールを巻いて道糸が真っ直ぐになるよう張っておくように)

最後に、釣りに必要な最低限のものを紹介します。

【釣りに必要な物】
リール竿2.4~4.5m・リールのセット物  または
延べ竿(万能竿)3~6m程度+ナイロン道糸3号10m程(上層の小魚狙い)
目的の仕掛け(セット仕掛けが便利、針・オモリなどは予備も)
★サビキ釣りは「アミカゴオモリ付サビキ仕掛け」のみ
★探り釣りは「ハリス付釣針、中通し錘、サルカン」のみ
★投げ釣りは「天秤、ナス型オモリ、投げ釣り仕掛け(ジェット天秤なら+仕掛け)」
★泳がせ釣りは「ハリス付釣針、ナス型錘、サルカン」のみ
★ウキ釣りは「ウキ、ウキゴム、オモリ、ハリス付釣針」
★投げサビキ、投げウキ仕掛けの場合は、「遊動ウキ、上下ウキ止め、適合オモリ」
餌(釣り方と対象魚による、店員に確認)サビキ仕掛けなら普通アミ海老のみですが、上で紹介した餌釣りするなら+小型オキアミ1パック。(小さくて大変ですがアミ海老を針に付ける場合はアミ海老だけで可:トリックサビキ)
■仕掛けの釣針は、大き目(5~7号)&極小(1~4号)2種類準備すると色々対応できます。
サビキの餌釣り(トリックサビキ)をするなら、極小としてワカサギ仕掛けでもなんとか可。
バケツ1個
手拭タオル・手ぬぐい
持ち帰るクーラーボックス(発泡クーラーなら千円以下)
クーラーボックスの氷または冷した保冷剤
折りたたみイス、クッション(座るもの)
など
▼基本的なことですが、針の大きさは、釣る魚と魚の大きさに合わせないと釣れません。大き目の魚を狙うときは、大き目の針でないと、掛かり難い上に、ハリスが細くて切れる可能性があります。
セイゴ・クロダイ・カサゴ・メバルなどは、それなりに大きな針(5~12号など)
小さい魚や口の小さい魚は、小さい針と小さい餌でないと、一気に吸込めないので、ツンツンするだけで、針に掛かりません。
小アジ・小サバ・小イワシ・サッパ・サヨリなどは2~4号の極小~小さな針で

それと、持っていかなくても釣りはできますが、持っていくと便利な物を紹介します。
【持参すると釣りに便利な物】
何種類かの釣り方の仕掛け予備(サビキ釣り、ウキ釣り、投げ釣りもしくは探り釣り)
●初心者は、最新の釣果の確認できたら小魚狙いでサビキ仕掛け(針大小)
何種類かの餌(アミ海老、小粒オキアミパック、アオイソメなど)
●初心者なら、アミ海老+アオイソメ(大針サビキでメバル・カサゴなど)がおすすめ。
100均キッチンバサミ(仕掛け、餌を切る、魚を挟んで飲んだ釣針を外す)
魚の針はずし(慣れないと使いづらいのでハサミでも可)
釣れた魚を掴む魚ばさみ(生臭さ、ウロコ対策)
虫エサ用餌付け(先の曲がった)ピンセット
バケツ3個(コマセ用、海水汲み用、手洗い用真水入れ)
タオル2~3枚(手拭用、魚つかみ用、予備)
ビニール袋2~3枚(魚入れクーラーボックスの中に1枚、ゴミ入れなど)
日焼け対策(日焼け止め、帽子、肌を出さない など)
水分補給対策飲み物・お菓子
弁当・おにぎり・パンなど

まとめ

今回は宇品波止場公園での釣り紹介してみました。

宇品波止場公園は、駐車料金初め1時間無料で以降30分毎に100円のみで利用できて、コンクリート護岸なので足場もよく安全な柵もあり、トイレもあり、初心者やファミリーでほぼ無料で釣が楽しめる公園です。

しかし、管理事務所や売店は無いので、釣り関係、飲食関係の全部持ち込みになります。

初心者や休日にファミリーフィッシングなら、リール竿にサビキ仕掛け、餌にアミ海老ブロックがあれば十分楽しめます。

加えて、遊動ウキ仕掛けと小型のs~ssオキアミパック餌があれば、針に餌を刺して、少し沖目の魚も狙えます。

更に、サビキ仕掛けは2~3号と5~6号の二種類の針の仕掛けを持参して、アオイソメ餌を持っていけば、サビキ仕掛けで底付近を狙えば、カサゴ、メバルも狙えます。

安価で楽しめる釣り場ですが、その分全部自分で準備する必要がありますので、忘れ物のないように十分確認してから行くようにしましょう。

比較的近くのコンビニの地図は、上で短縮urlにして載せていますので、そちらを参考にしてください。

なお、上で紹介した「道具」や「仕掛け」、「仕掛けに必要な物」や「釣りに必要な物」も100均で揃うものも多いので、準備すると便利です。

なお、竿に関してはリール竿(投げ竿)+リールのセット(仕掛け付きも有)なら千円台~二千円台の安いセット物で大丈分です。
万能竿(延べ竿)なら千円程度の安いもので大丈分です。(浅い場所は上層アジ・サバ・イワシ・サヨリ・小ダイ・小黒鯛など狙い)
リール竿のセット物で数百円の場合は、竿のガイドが外れたり、リールが直ぐに錆びたり、竿が折れたりと、経験上あまりおすすめできません。それを覚悟の上、購入してください。

なお、海釣りに関しては、ゴミなど等の釣り人のマナー違反増加問題などの理由もあり、岸壁、堤防、漁港での「釣り禁止、立ち入り禁止」が全国的に急増しています。
釣りは、マナーを守って楽しみましょう。

★そして暑い日の釣りは、日焼け対策と水分補給に注意しましょう。

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